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【整膚】


〜足のが痛みに効くのは筋肉の硬直が和らぎ〜

〜神経の興奮が鎮まるためで杖を手放せる人も多い〜

           NPO法人整膚美肌褥瘡予防協会理事長・世界整膚連盟整膚美容師会会長 蔡 晶

施術後は素早く痛みの改善する人が多い

 腰痛や坐骨神経痛、股関節痛、膝痛、五十肩痛など、足の整膚は様々な痛みの改善に大いに役立ちます。
 実際、足腰の痛みを訴える人に足の整膚を行うと、すぐに体がポカポカしてきて、その場で強い痛みの軽減する人が少なくありません。 来るときは杖をついていたのに、帰りには杖をつかずにすんだという人も数多く見られます。
 足つまみがさまざまな痛みに効くのは、滞った血液やリンパ液(細胞から余分な水分や老廃物を運ぶ無色透明の液体)の流れが活発になり、 痛みを起こしていた筋肉の硬直が除かれることが理由の一つとして考えられます。
 また、血流が活発になれば酸素や栄養が神経に行き届きます。加えて、足の整膚の心地いい刺激が脳に伝わると、 興奮状態だった神経が鎮まって正常な状態に近づくことも、痛みの改善に大きく影響していると考えられます。

症状別の整膚のやり方で行う

 痛みの改善を目的に足の整膚を行うときは、まず、下半身全体の足の整膚を行い、全身の血流を活発にします。そのうえで、特に痛みやしびれが強い部分を中心に肌をつまんでいくとよいです。
 なお、膝の後ろ(膝裏)など、脂肪の比較的少ない部位は、親指と人差し指の2本でやさしく引っ張ることがコツです。2秒かけて引っ張り、2秒かけて戻すくらいのリズムで数回繰り返します。
 腰やお尻、足の付け根など脂肪や筋肉が多い部分は、中指・薬指・小指も加え、2〜5本の指で引っ張るようにします。これも、2秒引っ張っては戻すという動作を数回繰り返しましょう。 この時決してもまないように注意してください。
 最初は皮膚が硬くて引っ張りにくい人もいるかもしれませんが、毎日続けているうちに皮膚は次第に軟らかくなっていきます。 そうすれば、腰痛や坐骨神経痛、股関節痛、膝痛、五十肩などの痛みが軽減していくでしょう。

引用;平成30年8月1日発行
   わかさ夢MOOK 「足をつまむと病気が治る!美人になる!」 p36,37,38










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